車検シールの必要性あなたは知っていますか?
車に貼られている車検シール。なぜ全ての車に貼られているのかやどんな役割があるのか、失くした場合どうしたらいいのかなど気になったことはないでしょうか?
本記事では、車検シールの必要性や、紛失した場合の対応など紹介します。
車検シール(ステッカー)とは?
車検シールは車のフロントガラスに貼ってある数字が大きく印刷されたステッカーです、車検を受けた場合に新しい車検証とともに発行されます。一般的に車検シールという愛称が定着していますが、車検標章というのが本来の名称となっています。
このシールには
・車検で車が国が定めた安全基準を満たしている
・シールに印字されている日まで車検が有効
という2つの意味があります。
車検標章は二種類ある
車検標章は普通乗用車と軽自動車でデザインが違います。
まずこちらの青色の背景に黒字で数字が印刷されているタイプが普通乗用車用です。外から見える面には車検の有効期限が切れる年と月が数字だけで示されていて、内側には文章で車検有効期限が切れる年月日が記載されています。
次に黄色の背景に黒字で数字が印刷されているタイプが軽自動車用です。印刷されている内容は表面裏面共に普通乗用車の車検シールと同じです。
普通乗用車用にも軽自動車用にも外から見える面には小さい数字と大きい数字があります。この小さく書かれた数字は車検が切れる年で、大きく描かれた数字が車検が切れる月です。年は和暦で表示されています。例えば令和6年の12月19日に車検が切れるなら、小さい数字が6で大きい数字が12です。
車検シールの役割・必要性
車の所有者は2年ごと(新車の場合は3年目)に車検を受けるのが義務としてあります。車検が切れた車は公道を走ることができません。車検シールは車が車検を受けたことと有効期限内であることが外から見てわかる印でもあり、シールが無い場合は車を公道で走らせることはできません。
車検シールを貼らないと罰金に?
道路運送車両法第66条には
“自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。”
さらに、上記を守らないものには50万円以下の罰金が科されると規定されています。
このことからもわかるように車を公道で走らせるためにはただ車検を受けているだけでなく、きちんと車に車検シールを貼り付けておく必要があると法律で決められています。しかも違反するとかなりの額の罰金を支払わないといけません。
車検シールを紛失したら?再発行は可能?
もし何らかの理由でシールを紛失してしまうようなことがあっても再発行することができます。
車検シールの再発行は普通乗用車と軽自動車で窓口が異なります。
普通乗用車の場合=運輸局や運輸支局
軽自動車の場合=軽自動車検査協会
普通乗用車でも軽自動車でも窓口で必要書類を提出し手数料を支払うだけで手続き完了です。ただ車検ステッカーがない状態で車は動かせないので、自家用車以外の交通手段で窓口まで行く必要があります。
必要な書類
車検シールの再発行に必要な書類も普通乗用車と軽自動車で若干違います。
普通車の場合
車検証(必ず原本)
申請書
手数料納付書
車検シール(汚れや貼り間違いで手元に車検シールが残っている場合)
紛失届(紛失して手元にない場合)
また書類には捺印する箇所があるので印鑑も持って行くようにしましょう。
軽自動車の場合
車検証(必ず原本)
検査標章再交付申請書
車検シール(汚れや貼り間違いで手元に車検シールが残っている場合)
検査標章再交付申請書は現地か軽自動車検査協会のHPからダウンロードができます。現地で記入する場合は印鑑も忘れないようにしてください。
まとめ
日常生活の中で何気なく目にしている車検シールですが、車検を受けた安全な車だと証明するためのとても重要なステッカーです。
ご自身のステッカーもご確認してみてください。
もし車検時期が近づいている場合や車検についてお困りの方は是非お問い合わせ下さい!
※当社は完全予約制ですので、事前のご予約をお願いいたします。
ぜひお気軽にお問合せください♪